菊池 300世帯受け入れの動き それぞれの想い
坂口恭平さんのゼロセンターや熊本疎開移住者 毛塚さんの噂には聞いていた、菊池市の300世帯の空き家移住受け入れの現場に行ってきました。
中心人物の佐々木さんはNPO法人21世紀環境研究会の理事長であり、自身が古民家を改修して造り上げたオフィスギャラリー一歩の家でお話することに。
伺ってみると、先日MEOTOハウスを案内した生田ご一家やゼロセンター坂口恭平さんも居合せ、なかなか濃ゆい集まりに。
映像リポートをどうぞ。
佐々木さんは7年前から里山活性の観点で空き家のデータ化、受け入れ活動を行ってきました。
今回、震災をうけて疎開者受け入れの流れがそこに絡んできたというのが現状。
根本はあくまで就農支援と里山活性であるということです。
受け入れる側と疎開側それぞれ意識や目的の違いと、放射線懸念という現在進行形の現状が入り乱れ、このところ佐々木さんも坂口恭平さんもなかなか大変だった様です。
菊池においての受け入れ、田舎暮らしにおいて意識してほしい点を挙げておきます。
●空き家といっても、すぐに住み始められる状態のものは少ない(大規模な掃除、改修が必要なものも多い)
●近所付き合い、不便さ、虫など都会とは違う田舎特有の良さを理解しておかないといけない。
●反農半Xといっても、そう簡単に収入には結びつかない。
「田舎に移住する」というのもそれなりに大変だということで、菊池では気軽な疎開移住者対応は一度みあわせるという意向です。
一時の避難ではなく本気で移住、就農を考える方のみ打診して下さい。
受け入れ側と疎開側の想い(心配)の行き違いにより少し混乱してきたようで、ゼロセンターも一度受け入れをストップしている様です。
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上のリポート映像から、ミドコロをチョイスしておきます。
(iPhone等だとYouTubeの開始時間指定には対応してないみたい)
●一歩の家到着 (01:28)
●ことのいきさつ、一歩の家 平井さんと (02:57)
●田舎暮らし受け入れの様々なドラマ (03:47)
●MEOTOの現在進行形ドキュメントの真意 (04:22)
●資本主義世代のトラウマ (07:00)
●東京には居られない (10:07)
●疎開者、生田一家 (12:53)
●疎開者、岩城一家 (14:04)
●最初のデザイン、割れ窓の法則 (15:30)
●菊池の動きの中心人物、佐々木さん (17:15)
●佐々木さんの活動の根本 (19:06)
●震災以降のケース、受け入れる側の想い (20:11)
●まずは自分でベースを作ってから (22:06)
●田舎暮らしは甘くない (26:33)
●被災者受け入れではなく移住自体を都市構想、産業に (28:23)
●まずはそれぞれのことを、坂口恭平さんの考え (35:49)
●移住者岩城さんの想い 、受け入れ側の想い (39:28)
●仕事、空き家の状態の問題、それを産業に? (45:46)
●受け入れ側、坂口恭平さんの想い (48:50)
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