農に思う / 自然農 ほったらかし農 食べられるジャングル

MEOTO LIFE, Shift - 新しい時代へ, リポート, 北陸, 富山県, 日本, , , 食事

富山に移住して畑を始めた MEOTOですが、初心者ながら農についてsaihateの想ったことを。

とにかく、植物を育てるのは根源的なことに気付けて面白い。
色々な人の話を聞くと、農業に対しても各自のノウハウや独自のやり方があって面白い。

自然農を実践する人も多くて、この話がまた面白い。
自然農、またの名を「ほったらかし農業」。

無農薬はもちろんとして、無耕、無肥料ってやり方。
耕さず、肥料もあげない、なんなら雑草もそのまま・・・つまり、放置プレー!

自然を信じて放っておくんです!

というより、自然に任せて人間はあるべきかたちを頂きます〜、って感じかな?

さらには、鎌倉山のジュンペイに教えてもらった食べれるジャングル(フードジャングル)って構想は「バランス良い自然の森の中で生物と食物なんかが全部が勝手に循環する」って具合。

究極の放置プレーだねw
これはなかなか究極なんで、また後日ゆっくりとw

自然農は人によって違いはあれど「その土地に合った作物をその土地を活かしたやり方で栽培すれば、なる様になるっしょ!」ってやり方。

自然界はもとからそうやって成り立ってるんだから、当然といえば当然なんだけど。

土地を耕すって事は、その土壌の草&虫&微生物&etcの生態系を破壊するって事でもある。
視点をちょっとミクロにすれば「山にトンネル掘って生態系が壊れる〜」ってのをやってる訳。

一発 耕すだけで、山をダイナマイト爆破してる様なもんだw

肥料を加えるってことも、逆に言えば手を加えて土地本来の活力を損なわせるという事でもある。
そこにあるべき微生物の活動を変えてしまう訳だからさ。

雑草すら、そういう生態系のもと活きてるとも言えるし。

もちろん、放ったらかしてんだから人間様の好きな様にはいかないだろうけど。
そういう感じでいいなら、とても気持ちいいやり方だ。
人によって世界観や目的が全然違うから、畑もそれに見合ったやり方で、という事だよね。

これは畑に限らず、全部の物事で言える事だけど。

「自然農とか言って、ただの放置じゃん!」
と眉をひそめる人もいるみたい。
たしかにそうともいえるし、そんなのは資本主義社的な愛と努力と勝利の発想ともいえる。

丹誠込めて手塩にかけた気持ち、、、これは恋人や親子関係とかにもありがちな落とし穴かも。
まぁ、ブラジルでは「嫉妬=愛」なんだっていうから、人によって見合ったやりかたでw!

「80cmおきに種を5cmの深さに植えて、500gの石灰を・・・」っていう論理の上に成り立たせる事も出来る。

実践してみないと解らないけど、そういうマニュアルも種業者や肥料業者の思惑の元に成り立ってると思うと「本当のところはどうなのよ?」って感じでもあるけど。

まず根本として違うのは、自分達の食べる分をつくるのか、[業]として仕事としてやるのか、なんだろう。
やっぱり産業として大規模にやる農業は、色々大変なんだろう。

そりゃあチマチマ草刈りなんてしてられないし、商品を虫に食べられたら大変ですわ。
性能の良い一代交配の種(F1)を蒔いて、農薬バラまくのが生産性が高いんだろう。

この[F1]、またの名を[ハイブリッド]がくせ者でさ、この種から育った品種は次の代は無いんですわ。
だから、毎年企業から種を買う事になる。

大規模にやるなら、産業的なやり方が適してる。

逆に、種が大事なんだってことにもいきついた。
世間に流通する種は収穫が安定する分、 マニュアル通りに過保護に育てなければいけない気がする。
それが農薬とコンビの商法的理由なのか、手軽さを追求して改良したなれのはてなのかは解らないけど、なんか弱いんだよね。

そんな訳でネットで調べたら、[野口種苗]さんに行き着いた。
ここの種を取り寄せてやってみようかと思う。

きっと自分の家庭をまかなうだけの畑だけなら、とっても簡単なんだ

なんせ、好き勝手やるだけ!
サボりたきゃ、サボればいいしw
形が悪くても食べられりゃいいし、片手間にやってても近所におすそわけしないと食べきれないくらいが簡単に育っちゃうんだしw

有機無農薬栽培は、大変!

商品にするものを有機無農薬農法で作るのはね、消費者の目があるから大変だよね。
あと、JAS認定とかね、理屈が。

特にリンゴとか、果物を無農薬で栽培するのは難しいという。

そりゃ、そうなんだろう。果物は、おいしい。
あんな「食べて下さい」ってもの、鳥だって虫だって食べるよ、そりゃ!
その前に果物って本来、人間より種を糞として運んでくれる鳥に食べて欲しい気が・・・

それを言っちゃあ、人間が植物を育てる行為自体に疑問が・・・ってなっちゃうけどね。

でもさ、自分の家庭だけの話だったら虫と鳥と人間と、早い者勝ちで頂けばいいんだよね。
旬のものを頂くってのは、本来そういう事だよね〜

いや、逆に「食べられる」=「旬」なのか。

昔はもっと、季節を素晴らしく感じさせてくれたろうし、産地に出向くのは素晴らしかったろうし、旅人のお土産は素晴らしかっただろうね。

大量生産や流通が整った分、悩みは減って、悩みが増えたのかもしれない。
正解はないから、何でもいいんだけど。

結局、やる人の世界観とチョイスで!

とにかくsaihateは、失敗しながらいろいろ実践して楽しんでいこうと思います〜

なんにしても、まずは知る事だよね!

色々知ってみます!

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2011年 5月 28日

    トラックバック:畑、はじめました

関連記事一覧